久々の読書感想

皆さんこんにちは、ハマッキーです。プログラミング学習の息抜きに最近は個人でのミニアプリ開発と、高杉晋作に関する本を読んでいます。

高杉晋作といえば、奇兵隊や、「おもしろきこともなき世をおもしろく」で有名な幕末の志士ですよね。

f:id:hmakkey:20191105104409j:plain

高杉晋作

この高杉晋作の辞世の句と言われている詩は、彼が幕末の風雲児だったことも有り、「つまらない世の中を俺が面白くしてやろう」という意味なのかなあと捉えていましたが、どうやらそういう意味なのではなく、この詩の下の句にある、「すみなすものは心なりけり」という句から意味を汲み取るなら、「つまらない世の中を面白くするのは心のあり方次第」という意味らしいのです。アドラー心理学にも出てきそうな内容だなあと思って高杉晋作について興味が湧いたため、これから高杉晋作の関する本を色々読んでいければなあと思います。

 

話は逸れましたが、今回読んだ本はこちらの、「高杉晋作の仕事術」という本になります。

f:id:hmakkey:20191105105001j:plain

表紙にもある通り、ほんとに10分で読めます。

内容としては、

①時期を読む

②つるまない

③劇的な交渉力

④死ぬまで戦う

の4つが彼から学べる仕事術として取り上げられていました。

 

①時期を読む

高杉晋作は、四六時中倒幕のために動き回っていたのではなく、藩内がまだ保守的な動きが多く見られ、幕府に迎合的な動きがあった時期は雲隠れしていました。しかし長州藩内で「このまま徳川幕府についていってもいいことないんじゃないか」という気運が立ち込めたときに一気に登場し、藩内に革命をもたらしました。

これはビジネスでも、たとえ自信のある新規事業企画の提案をしようと思っても、会社の現在の業績が良いか悪いかによってその企画が承認されるか却下されるかが分かれる、などというシチュエーションに当てはまりそうですね。

 

②つるまない

晋作は武士だけでなく、農民、町民から構成された「奇兵隊」を作ったことで有名ですが、この初代奇兵隊総督である晋作はこの「奇兵隊」と志を共にするものであるとは考えつつも、常に行動を共にしたわけではなく、一定の距離を保っていたとか。

これはビジネスの世界で考えるなら、誰かと一緒にいないと行動できないサラリーマンなどが当てはまりますね。例を挙げるなら、起業しようと思ったとき不安が大きく一人で行動できない、とか、いつもと同じメンツで同じ店に行く、などでしょうか。これは自分にも比較的当てはまることですので、「ぼっち歓迎」くらいのつもりでこれからは会社でもやっていきたいところです。

 

③劇的な交渉力

晋作は下関戦争の敗北で、列強各国に領地割譲と賠償金を要求されましたが、アヘン戦争でイギリスに敗北した清を目にしたことがある晋作は「この国の領地は神から与えられたものであり、それを奪おうとするならば日本人全てを殺し尽くしてから好きにすれば良い」、「我々は幕府の先鋒として戦ったに過ぎないため、賠償金の請求は幕府にされたし。どこの国が先鋒に賠償金を要求するのか」と言い、長州藩は領地も賠償金も取られなかっただけでなく、列強と幕府という敵同士を相打ちさせる方向に持っていくことにも成功しました

 

④死ぬまで戦う

幕末の志士である高杉晋作は、27歳という若さで明治維新を目にすることなくその生涯を閉じます。幕府と長州の関係が決裂し、幕府が第二次長州征伐で挙兵したとき、既に晋作の病は進行しており、医者からは絶対安静を言い渡されていましたが、彼は病が進行することを知っていながら戦争に参加し、常識を覆す戦法や奇襲を用いて長州の勝利に貢献しました。晋作は養生しても長生きできたとは限らず、思ったようにならなければ自分は後悔するとわかっていたので、若くして死ぬことがわかっていたとしてもやるべきことをやることにしたのでしょう。

これを現代社会で考えるなら、「もし今この瞬間命が終わってしまったとして自分は本当に後悔しないか?」ということでしょう。

人生は一度きりですし、いつ終わるかわからない。だとしたら、晋作のように全力で人生を駆け抜け、自分の人生に100点をつけられるような生き方を目指していきたいところですね。

 

以上「高杉晋作の仕事術」の感想でした。

ほんとに10分で読めます。

この本を読んで晋作への興味がもっと湧いたため、プログラミングをサボらない範囲で晋作についての本をこれからいろいろ読んでいけたらなあと思います。

それではこの辺で失礼します!

閲覧・コメントお待ちしています!